前立腺肥大薬ではザルティア

「ザルティア」とは、2014年に前立腺肥大症による排尿障害に関して承認された前立腺肥大薬になります。
「ザルティア」は、前立腺肥大の治療薬ではありますが、名前が違うだけでED治療薬の「シアリス」と同じ薬剤になります。
「ザルティア」の主成分が「シリアス」の主成分と同じ、「タダラフィル」になっています。
「タダラフィル」は、「ホスホジエステラーゼ5阻害薬」と呼ばれる薬の種類で、この「ホスホジエステラーゼ5」という酵素を阻害することで、筋肉を弛緩させて尿道の筋肉を緩める効果を発揮します。
このことから、前立腺の筋肉を弛緩させることで尿道の通りを良くし、前立腺肥大症による排尿障害などを改善する薬として使用されています。
服用方法は、原則として1日1回5mgの投与が基本になります。
副作用に関しては、頭痛・ほてり・消化不良など起こる場合があります。
その他にも動悸・めまい・下痢など起こる場合がありますが、いずれも頻度の高いものではありません。
「ザルティア錠」は、保険適用になります。
保険適用で入手される場合は、病院できちんとした検査を受けて処方する必要があります。
保険を利用せずに自費診療によって処方されたい場合に関しては、「ザルティア錠」ではなく、「シアリス」の処方になります。

アドシルカは肺動脈性肺高血圧症薬

アドシルカとは、タダラフィルを有効成分とする薬です。
タダラフィルは、肺動脈性肺高血圧症に効果のある成分として知られています。

肺動脈性肺高血圧症とは、肺の血管の血圧が高くなってしまう病気です。
代表的な症状としては、動悸や息切れ、強い疲労感等があります。
日常生活に支障をきたす場合も少なくなく、更に進行すると心不全を起こす可能性があります。

肺動脈性肺高血圧症薬のアドシルカの服用方法は、経口服用になります。
持続性の高い薬なので、1日に1回服用します。
また、食事による影響を受けないという特徴があるので、食事のタイミング等を気にする事なく服用する事が出来ます。

ただし、この薬は併用が禁止されている薬があるので注意が必要です。
禁止されている薬の代表的な物としては、ニトロが挙げられます。
ニトロと併用すると、血圧が急激に下がる場合があるので非常に危険です。
他にも、抗真菌薬のイトリゾール等も併用が禁止されているので、何か薬を服用している場合には医師や薬剤師に相談する事が大切です。

肺動脈性肺高血圧症への効果が期待出来るアドシルカですが、その反面で副作用が起きる場合があるので注意が必要です。
代表的なものとしては頭痛やほてり、下痢や腹痛等です。
服用していて違和感を感じたら、速やかに医師に相談する事が大切です。

タダラフィルはアドシルカ、ザルティアという薬剤にも使用されている

タダラフィルは、イーライリリーが製造・販売する勃起不全(ED)および肺動脈性肺高血圧症および前立腺肥大の治療薬ですが、その使われる病気によって薬の名前は異なります。
勃起不全治療薬としてはシアリスという名前で販売されており、肺動脈性肺高血圧症薬ではアドシルカ、前立腺肥大薬ではザルティアという名前で販売されています。
そもそも、タダラフィルという成分はどの様なものかと言うと、それぞれの病気の原因となるPDE-5という酵素があり、この酵素の活性化を抑制させ血管を拡張させて血流量を増やす事で症状の改善を行うという薬です。
勃起不全の治療薬というと、バイアグラやレビトラなどがありますが、これらの勃起不全薬と大きく異なる特徴があります。
タダラフィルは、それらの薬と異なり食事の有無に関わらず服用が可能で、36時間効果が持続するのです。
この為、この薬をウィークエンドドラッグなどと呼ぶ事もあり、非常に人気なのです。
タダラフィルはザルティアという薬剤にも使用されている訳ですが、前立腺肥大は中年以降の男性によく見られる症状で、勃起不全の症状も増える年代なので、一石二鳥と考える人も多く、世の男性の多くを救っている薬といえます。